environment
環境に配慮した事業推進
日本トランスシティグループは、地球環境の保全を図るため、温室効果ガス削減や省資源活動などに取り組むとともに、環境に優しい物流サービスや物流施設の充実に取り組んでまいります。
TCFD提言に基づく情報開示について
当社グループは、気候変動を重要な経営課題の一つであると認識し、TCFDの提言に基づく開示を通じて、気候変動に対するリスクを的確に理解し、事業活動を通じてその解決に貢献することとしております。
バルクコンテナ輸送による
モーダルシフト
全国に有する独自ネットワークを活用し、トラックによる貨物輸送を鉄道・船舶などの大量輸送が可能で環境負荷の小さい他の輸送モードに転換する「モーダルシフト」を推進しております。特に、地球環境に配慮したバルクコンテナ輸送と組み合わせ、 CO2の削減を図っております。
CO2削減効果の高いシャーシの導入
再生可能エネルギーの原料であるバイオマス燃料の輸送では、通常のダンプ車両よりも輸送効率が高いシャーシを導入することでCO2排出量削減に取り組んでおります。なお、当該シャーシの導入は環境省および国土交通省の「物流分野におけるCO2削減対策促進事業」として認定を受けております。
太陽光発電設備の導入・
再生可能エネルギーの活用
物流センターの屋根を利用した「太陽光発電設備」の導入を進めており、現在4拠点にて発電を行っております。
導入施設
亀山営業所(2007年9月稼動)
飛島物流センター(2014年6月稼動200 kW)
霞北埠頭流通センター(2017年6月稼動1,200 kW)
三重朝日物流センター(2023年8月稼働3,146kW)
脱炭素社会実現への取組みとして、一部センターでは、発電した電力を自家消費するとともに、使用電力量を上回る余剰電力については、中部電力ミライズ株式会社との電力契約に基づき、同社に売却し、当該再エネ電力を当社グループの他拠点で購入するスキームを導入しております。
当該取組みにより、発電した電力を余すことなく利用し、当社グループの他拠点においても再生可能エネルギーの使用を実現しています。
建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)
最高ランク獲得・『ZEB』の認証取得
当社は、三重朝日物流センターにおいて建築物省エネルギー性能表示制度(Building Energy-efficiency Labeling System、以下「BELS」)で、5段階評価の最高ランクを獲得すると同時に、ZEB認証における最上位となる『ZEB』認証を取得しております。
同センターは、省エネルギー・創エネルギーを実現する
施設設計となっており、太陽光発電等により、再生可能
エネルギーを加えた設計一次エネルギー消費量の一次
エネルギー消費量からの削減率は227%を達成します。
CO2フリー電気の購入
物流センターで利用する電力にCO2排出量ゼロの電気を使っております。
導入施設
霞バイオマスセンター(2021年9月需給開始 CO2削減量71トン/年)
バイオマス発電燃料の取扱い
2019年より、四日市港で輸入されるバイオマス発電(動植物から生まれた有機性のエネルギー資源を使用して発電する方法)の燃料供給基地として専用物流センターを運営しております。お客さまとともに事業を通じて環境にやさしいエネルギー資源の取扱いを行っております。
移動式水素ステーションの運営
当社が共同出資する「三重水素ステーション合同会社」は、移動式水素ステーションを運営しており、自然環境にやさしいクリーンなエネルギーの利用・普及促進への取組みを行っております。
生物多様性への取組み
当社グループでは、生物多様性に貢献するための取組みを行っております。
三重朝日物流センターでは、敷地内に多様な緑地や水面等を有しており、敷地全体の樹木を鳥類が好む在来種を中心に植栽することで、鳥による種子散布などを通じて新たな在来種の生息を図っております。また、侵入する常緑樹および外来種の樹木を選択的に取り除くことで、地域に本来生息・自生していた植物による緑地の構成を目指しております。さらに施設の南東角には、周辺の川や水田等の環境と調和した水辺ビオトープ(生物の生息空間)エリアを設置し、より多様な生物が生息できる環境を創出しております。
同センターは、地域と生きものが共生できる地域づくりや次世代の環境教育に貢献するために、地域と協力して地域住民や従業員に対して、施設内の緑地を利用した「生きものの放流」や「生きものの観察」等の環境教育プログラムの実施近隣の生きものを水辺ビオトープへ放流する「生きもの放流会」を実施しております。
なお、朝日物流センターでは、生物多様性に配慮した環境保全の計画が評価され、センターの建設会社である大和ハウス工業株式会社とともに「一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(ABINC)」の「いきもの共生事業所®認証(ABINC認証)」を取得しております。
また、当社グループは、環境保全活動を行う団体(複数の地域企業、行政等で構成)において主体的な役割を担っております。従業員が里山保全、海岸の清掃活動等に定期的に参加するなど、地域が一体となり、生物多様性の保全に貢献しております。
ISO等取得状況
日本トランスシティグループでは、「ISO14001」、「グリーン経営認証」の取得・運用により、環境負荷の低減に取り組んでおります。
<ISO14001認証取得事業所>
取得事業所 | 取得年月日 | 対象範囲 |
---|---|---|
日本トランスシティ(株)本社 | 2002年6月6日 | 倉庫・輸送業務に付随する管理業務 |
中部コールセンター(株) | 2003年7月22日 | 海外炭輸入中継基地業務に関する事業(入庫、保管、出庫に関する業務) |
Trancy Logistics(Thailand)Co.,Ltd. | 2014年2月13日 | 倉庫内業務 |
<グリーン経営認証取得事業所>
登録事業:倉庫業
会社名(連名事業者名) | 事業所名 | 取得年月日 |
---|---|---|
日本トランスシティ株式会社 (株式会社トランスシティサービス) |
関東支社東京支店東松山営業所 | 2012年12月27日 |
日本トランスシティ株式会社 (株式会社トランスシティサービス) |
関東支社東京支店大和営業所 | 2012年12月27日 |
日本トランスシティ株式会社 (株式会社トランスシティサービス) |
関東支社東京支店足立営業所 | 2012年12月27日 |
日本トランスシティ株式会社 (四日市物流サービス式会社) |
中部支社貨物流通部北営業所 | 2013年4月10日 |
日本トランスシティ株式会社 (四日市物流サービス式会社) |
中部支社貨物流通部YFC営業所・貨物情報管理課 | 2013年4月10日 |
日本トランスシティ株式会社 (四日市物流サービス式会社) |
中部支社貨物流通部南営業所 | 2013年4月10日 |
日本トランスシティ株式会社 (四日市物流サービス式会社) |
中部支社国際貨物部 | 2013年4月10日 |
日本トランスシティ株式会社 (四日市物流サービス式会社) |
中部支社国際貨物部三重朝日業務課 | 2013年4月10日 |
日本トランスシティ株式会社 (四日市海運株式会社) |
中部支社港運部 | 2013年4月10日 |
日本トランスシティ株式会社 (中部株式会社トランスシティサービス) |
中部支社国際貨物部飛島業務課 | 2015年3月31日 |
極東冷蔵株式会社 | 本社 | 2006年1月30日 |
登録事業:トラック事業
会社名(連名事業者名) | 事業所名 | 取得年月日 |
---|---|---|
日本トランスシティ株式会社 | 運輸事業部中部運輸部四日市営業所 | 2006年9月8日 |
高橋梱包運輸株式会社 | 本社営業所 | 2006年5月19日 |
登録事業:港湾運送事業
会社名(連名事業者名) | 事業所名 | 取得年月日 |
---|---|---|
日本トランスシティ株式会社 (四日市海運株式会社) |
中部支社港運部 | 2013年4月10日 |
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