グローバルキャリア

global career

海外研修制度

グローバル化に対応する人財の育成・確保のため、当社では社員向けの各種海外研修制度を設けています。

海外語学留学制度

米国、中国の各国に社員を留学生として派遣。米国の場合は6ヶ月間、中国の場合は6ヶ月もしくは3ヶ月間滞在し、ビジネスで生きる語学力の習得のみならず、異文化への対応力を高めるチャンスを設けています。

海外業務研修制度

既に高い語学スキルや海外での生活適応力を持っている社員に対しては、3ヶ月間にわたって当社の現地法人での業務を経験する実践型の研修制度を用意しています。

海外業務研修制度 図表

海外ビジネススクール派遣制度

管理職を対象とした海外ビジネススクールへの派遣制度を用意しています。MBAを取得し、世界に通じるマネジメント能力の向上にも力を注いでいます。

海外駐在員レポート

研修を経て、実際に世界で活躍している社員たちを紹介します。

タイの国旗イメージ

report 01

Thailand タイ

小林 亮太

KOBAYASHI RYOTA

TRANCY LOGISTICS (THAILAND) CO.,LTD.
Senior Manager
2013年入社

海外駐在員の写真
海外留学を希望した理由を教えてください。

大学では商学部に所属し、さまざまな企業の経営戦略を学びました。その中で最も興味を惹かれたのが、多くの日本企業が海外進出して利益を上げており、海外事業なくして企業活動を語ることはできない、という点でした。そのため、海外で働けるチャンスのある企業に絞って就職活動を行いました。現在、TRANCYでは海外で働くにあたって2つの選択肢があります。一つは海外語学留学、もう一つは海外業務研修です。2つの選択肢を検討しましたが、私は海外留学経験がなく、また語学に関しても独学では勉強したもののそれがどこまで通じるか不安でしたので、海外語学留学を希望しました。

文化や仕事の進め方での違いや、似ているところを教えてください。

文化の違いで一番驚いたのは、仏教への信仰心が厚いことです。至るところに寺院があり、オレンジの服を着た僧侶が人々から敬われる光景もよく目にします。祝日に関しても仏教関係の祝日が多く、祝日によっては禁酒日にあたり、酒類の販売が自粛されます。仕事の進め方の違いは、海外現地法人すべてに当てはまると思いますが、駐在員一人当たりの仕事の裁量が日本に比べて大きく、より迅速に判断力が求められていると感じます。似ている点としては、私としては意外だったのですが、タイにおいても上長を敬う傾向があり、まだ任期が浅い私にも敬意を持って接してくれています。

苦労したことや、楽しいことなどのエピソードを教えてください。

半年の英語留学の後、タイに勤務することとなりましたが、滞在当初はタイ人とのコミュニケーションに苦労しました。基本的にスタッフとは英語でコミュニケーションを図りますが、タイ人の英語には独特の訛りがあり、慣れるまでに時間を要しました。楽しいと感じた点は、日本人同士の繋がりを実感できる点です。仕事、プライベートを問わずお互いに日本人というだけで親近感が湧く部分があり、また、日本企業、日本人に向けたイベントなども数多く開催されています。そうした場で年次が上の方から同年齢の方まで、幅広く知り合いになれるチャンスが豊富にあるのが海外勤務の一つの醍醐味だと思っています。

今後のキャリアビジョンを教えてください。

TRANCYに入社し、さまざまなお客様に物流の提案と手配を行ってきました。お客様の多くは現状に満足せず、益々グローバルに事業を展開することが予見されます。こうした時代の潮流に従い、物流会社も益々グローバル展開を加速させていく必要に迫られる可能性があると考えています。このような環境の中で、海外勤務の経験を自身の糧とし、当社のグローバル展開をさらにサポートしていければと思っています。

学生へのメッセージ

TRANCYは海外勤務を希望する社員に対して、海外語学留学や海外業務研修など適切なサポートを提供してくれる会社だと実感しています。私自身は学生時代に海外留学した経験がなく、正直なところ海外生活に不安もありましたが、留学を通し海外生活に慣れることができ、現在の海外勤務も不安よりも楽しみな気持ちで臨むことができました。将来、当社に就職希望されている皆さんとTRANCYで働けることを楽しみにしています。

インドネシアの国旗イメージ

report 02

Indonesia インドネシア

藤田 慧

FUJITA KEI

PT.NADITAMA-TRANCY LOGISTICS INDONESIA
General Manager
2009年入社

海外駐在員の写真
海外留学を希望した理由を教えてください。

就職活動時から「将来、なるべく早く海外拠点で働きたい」と思っていましたので、TRANCYの就職説明会で海外留学制度の概要を知り、「これに申し込もう!」と思いました。入社後は、日本発着貨物の輸出入営業をする中部支社国際貨物部に配属。担当させていただいたお客様の商品は、自動車パーツ、大型設備機械、冷凍食品、化学品と多岐に渡り、これらの商品が海外へどのように輸送されていくのかをさらに知りたくなりました。そして「国際物流に携わるのであれば、実際に海外に赴任し、肌で感じて、初めて実力のある営業マンになれるではないか」、という意思が強くなり、入社5年目で留学を決意しました。漠然としたイメージがキャリアビジョンに変わった瞬間だと思います。

文化や仕事の進め方での違いや、似ているところを教えてください。

イスラム教圏であることが大きな違いですね。朝は町中に響くお祈りの声で起きてしまいます。お陰ですっかり朝型体質になってしまい、早朝に筋トレをしてから会社に向かうようになりました(笑)。
お酒も入手しにくいため、家で晩酌をすることも減りました。1日に5度はアラー神へのお祈りのため席を外すスタッフが多いので、緊急に確認を取らなければいけない時にお祈りの時間だったりするとかなり焦りますね。

苦労したことや、楽しいことなどのエピソードを教えてください。

情報のアップデートが本当に大変です。特に法令変更が多く、また法令解釈が曖昧で正解が何かわからないことも多々あります。日々の業務面においても税関規則などが何度も更新されるので、その度に今できる最善の方法を模索する必要があります。情報を待つのではなく、自発的に取りにいく精神でいないと、手痛い目にあいますね。会計や税務など、営業マンの時に意識していなかった知識が不足しており、管理者として苦労の連続ですが、充実した毎日を過ごしています。

今後のキャリアビジョンを教えてください。

「国際物流をフィールドに働いていきたい」とずっと思っていましたが、最近は管理系部署や日本国内倉庫部署など、他の部署も経験したいと思うようになりました。今得ている知識や経験、そして感性はどこで勤務するにしても大きな糧になると信じています。こうした考えに至ったのは、海外勤務をして自分自身を客観的に見ることができるようになったからだと思います。

学生へのメッセージ

TRANCYは熱意を認めてくれ、若くてもチャンスを与えてくれる会社だと思っています。いつの日か皆さんと一緒に仕事ができる日を楽しみに待っています。

ベトナムの国旗イメージ

report 03

Vietnam ベトナム

山本 達也

YAMAMOTO TATSUYA

TRANCY LOGISTICS (VIETNAM) CO., LTD.
Senior Manager
2007年入社

海外駐在員の写真
海外留学を希望した理由を教えてください。

学生時代から語学に興味があり、「将来的は海外で働きたい」という漠然とした思いを持っていました。当社に入社した理由のひとつも海外研修制度があり、海外勤務の可能性があったからです。入社後は輸出入に携わる部署に配属になり、当社の海外現地法人との繋がりや国際物流に関する知識が深まるにつれ、学生時代に描いていた漠然とした思いがより強いものになってきました。海外語学留学制度を通じて語学力に磨きをかけ、異文化と触れ合い、海外で活躍する力を身に付けるために海外留学を希望しました。

文化や仕事の進め方での違いや、似ているところを教えてください。

ベトナム人は真面目で勤勉な印象があります。仕事に対しても指示されたことは責任を持って実行します。但し、応用はあまり利きません。また、プライドが高く、見栄っ張りな部分もあり、少しでもできると思ったらできると回答します。自信満々にできると言われ、結果的にできなかったことも多々ありました。そのため、指示を出す際はできるだけ細かく説明するようにし、本当に理解しているか何度も確認するように心がけています。似ている点は親切心でしょうか。上の人を敬う気持ちや仲間を大切にする気持ちが強く、協調性を大事にしていると感じます。

苦労したことや、楽しいことなどのエピソードを教えてください。

やはり言語、文化の違いに苦労します。お互い母国語ではない言葉で会話をしますので思っていることがうまく伝わらなかったり、相手のことを理解するのに苦労することもあります。現地のスタッフには日系企業で働いている以上、日本の品質を維持してもらわなければならないため、日本式の細かいルールや手順を理解してもらう点でも苦労しました。海外では人事や労務、経理などもすべて行わなければならないので、日本国内の勤務より業務範囲が一気に広がります。また、法令が急に変わるなど、日本では考えられないことも起こります。変化の多い環境で業務に携わるプレッシャーもありますが、それ以上に楽しさとやりがいを感じています。

今後のキャリアビジョンを教えてください。

現在のベトナムが初めての海外勤務地ですが、今後はベトナム以外の国、異なる文化の中でさらに経験を積み重ねていきたいと考えています。物流の世界はいつ何が起きるか分かりません。海外での勤務経験を活かして幅広い視野を持ち、突発的な事象やトラブルなどにも柔軟、迅速かつ的確に対応できる感性を身に付け、日本と世界を繋ぐ国際物流部門で活躍できる社員になることを目標としています。

学生へのメッセージ

私から皆さんに言えることは、海外勤務は間違いなく自分自身を成長させてくれる場所のひとつだということです。日本とは異なる環境、文化の中で働くということは決して楽しいことばかりではなく、苦労することもありますが、それ以上に得るものは大きいです。すでに海外勤務を強く希望されている方も、今はまだぼんやりとしか思い描いてない方も、少しでも興味があれば積極的にチャレンジして欲しいと思います。いつか皆さんのような若い世代の方々と海外で一緒に働けることを楽しみにしています。

メキシコの国旗イメージ

report 04

Mexico メキシコ

鑓水 聡

YARIMIZU SATOSHI

TRANCY LOGISTICS MEXICO S.A. DE C.V.
Gerente General & Secretaria
1994年入社

海外駐在員の写真
海外留学を希望した理由を教えてください。

入社当時、TRANCYに海外研修制度があることは認識していましたが、大学時代に留学経験もなく、また英語に自信があったわけでもないので、自分にはほど遠い制度であると思っていました。しかし、入社して3年が経過した頃、上司から「海外留学に興味があるか?」と訊かれ、「自分にも海外留学のチャンスがあるんだ」という気持ちが芽生えました。また、今後の生活や自分自身のキャリアについて真剣に考えるきっかけにもなり、結果、不安はありましたが、「新たな挑戦をしたい、今までに経験したことのない世界を見たい」という気持ちで海外留学を希望しました。

文化や仕事の進め方での違いや、似ているところを教えてください。

品質や納期管理、情報展開などメキシコ人の物流に対する考え方は、文化、習慣の違いなどにより、日本人の考え方や日本企業の要求レベルと異なる部分が多いと感じます。そのようなローカルスタッフに日本と同レベルの物流サービスを教育・指導するのは難しいのですが、地道な教育・指導を続け、お客様から当社のサービスを評価していただいた時は、大変嬉しくやりがいを感じます。文化面では特に、メキシコ人の時間にルーズな習慣に苦労しています。時間に余裕を持つという感覚がないので、毎朝の出勤もジャストインタイムを狙って出勤してきます。そのため、渋滞などが発生すると遅刻してペナルティを受けることになるのですが、それでも懲りずにジャストインタイムを狙って出勤してきますので困ります。さらに社内の食事会など、日本人であれば開始時間の少し前に到着するように会場に向かいますが、メキシコでは開始時間に会場に行っても誰もおらず、その後30分くらい経ってから何事もなかったかのように集まってきます。最近はこうした習慣がわかってきたので、こちらがメキシコ人時間に合わせるようになってきました。

苦労したことや、楽しいことなどのエピソードを教えてください。

苦労するのはやはり言葉ですね。仕事面では英語を話すスタッフを中心に採用していますので、コミュニケーションは取れますが、メキシコでは英語だけでなくスペイン語も理解できないと、仕事や日常生活などで苦労することが多々あります。そのため、当地でスペイン語の勉強を始めましたが、年齢のせいか覚えが悪く苦戦しています。せっかくのメキシコ滞在ですので、「滞在中にスペイン語で日常コミュニケーションができるレベルになる!」とモチベーションを持って取り組んでいます。一方、過去に滞在したインドネシアでは6年間の滞在期間で言葉の壁を乗り越えることができ、インドネシア人とも自由にコミュニケーションを取ることができるようになりました。そうすると、その国の文化や習慣、考え方に対する理解がより一層深まり、インドネシアの良いところを感じ、またインドネシアの楽しいところなどもより深く見ることができました。海外滞在をすることで、仕事面だけでなく日常生活でも日本国内では得ることのできない、さまざまな経験をすることができ、より広い視野を持って世界を見ることができるようになったことは、非常に良かったと感じています。

今後のキャリアビジョンを教えてください。

インドネシアや海外事業統括室での業務経験、そして海外駐在で身につけた柔軟性や判断力、周りの人間との調整力、挑戦する姿勢などを発揮しながら、現在のメキシコでの滞在でも会社マネジメントの経験や顧客目線での営業スキルの習得などに挑戦したいですね。さらに、今までの経験や実績を生かして、より顧客から頼りにされる国際物流のプロフェッショナルとなれるようキャリアを磨きたいと考えています。そして将来は部門責任者などの責任ある職務を果たしていけるような人材になりたいと考えています。

学生へのメッセージ

TRANCYでは「海外に行きたい」という希望と熱意があれば、海外勤務実現の可能性は非常に高いと思います。顧客のグローバル化が進む中、今後もTRANCY各国海外現地法人の営業規模は拡大していきますし、海外現地法人の規模の拡大に伴い、海外で働く人材もさらに必要になってくると思います。主要顧客である日本企業のグローバル化や国際ビジネスが拡大している今日、顧客の国際物流をコントロールし、そしてサポートする国際フォワーダーの役割もますます重要になっています。ぜひTRANCYで、海外で活躍する国際物流のプロフェッショナルを目指してください。